明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年になって、はや10日...ですが...
今年も張り切って営業していきたいと思います。
昨年の年末から、土の搬入の方に追われ、ダンプ仕事に勤しんでおります。
そして現在、良好な土壌がぞくぞく入荷しております。
この土も、同じ愛知県内でも土質でかなり変わってきて、
また同じ地域でも結構変わったりしてきます。
粘土の強いところもあれば、
砂分の多いところもあります。
それぞれ、割合を見比べて取捨選択する様にしております。
概ね、粘土と砂の割合が半分半分くらいの砂壌土~壌土くらいが良好な土壌の目安となりますね。(砂壌土や壌土については、以前のブログで述べましたね)
粘土分が含まれると、肥料を捉える力であるCECが向上するので、適度な粘土分は必要となります。しかし、粘土が多すぎると、水はけが極端にわるく、また粗い塊ばかりになるのでそこは注意が必要です。
また、弊社の技術として、土に含まれる雑草や病害虫の菌を滅菌しながら、土を粒状に造粒する特徴があります。
この造粒の過程において、ある程度の粘土分が欠かせません。
そして、土の採取する層ですが、これは、田んぼの表土数cm
(耕作土と呼ばれる稲などを作る際に実際に土づくりされている層、普通に目で上から見える部分)ではありません。
この耕作土は、イネはもちろん雑草の根が多く、植物残渣が多く混じった土になります。
春先に鋤き込む時期には、良さそうな土に見えますが、実際良く見るとかなり残渣が混じった状態になります。
また残存肥料の問題もあり、それぞれがどれくらいの肥料が残っているのかわからない状態となります。
ですので、弊社では、この耕作土を使って土を作っているわけではありません。
良く、問い合わせで、建設工事の発生土で、この耕作土を引き取ってもらえないか?という問い合わせをいただきますが、弊社では、耕作土の受け入れは一切行っていませんのでご注意いただきたいと思います。
一般の方から見れば、田んぼの表面の土も、良質の土も、植物を育てる上で同じに思えるのでしょうが、全然違うということですね。
もっとも、この耕作土が利用出来れば遥かにいいに越したことはないのですが...
それでは、弊社の土はどこから採ってくるのでしょうか?
一般的には、その耕作土よりも下の部分、表土をめくった下の部分です。
その層は作物栽培に利用されていない層である場合が多く、また雑草の混入もほとんどないので、そのまま利用しても雑菌の少ない土となっています。
では、耕作されていないから生きた土ではなく、死んだ土なのかというとそうでもありません。弊社の土は、有機物が混ざり堆積し、大自然が作り出した腐植を持つ土を採取しています。腐植には、土壌微生物を活性化させる力があり、土壌が空気を含み粉砕されたり水分のバランスが変化することによって、土壌微生物相が変化し有機物が分解され腐植が栄養となって供給される効果があります。
また、これは推察ですが、地上部からイネに栽培するのに重要なケイ酸などの養分が溶脱し下層にながれ含まれているのではないかと思われます。
水稲にとって重要となるケイ酸を多く含んでいるのも弊社の土の特徴です。もちろん水稲育苗培土にも含まれています。
まとめると
弊社の土の特徴は
- 砂と粘土が半分半分混ざった砂壌土~壌土の範囲である
- 粘土分を適度に含み、腐植を含む
- 耕作土(田んぼの表面数cm)ではない
- ケイ酸を含む割合も高い
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