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弓道場の安土(あずち)を考察

弓道場の安土(あずち)

弓を放つ的をたてる場所には土が盛ってありますよね。

 

以前から、安土用に弊社に黒土をご依頼されることがありました。

 

私は、正直弓道は、夜店(昔は確かお祭りとかの屋台であったはず)でやったくらいの経験しかありません...

 

どういう使い方をされているのかも想像が全くつきません。

 

今までは、農業用と同じ様に

畑土ベースでご要望のままにお届けしておりました。

 

 

安土というは調べてみると

たいてい、黒土と川砂とおがくず等をブレンドして混合し、法面上に成型して盛られています。

的から外れた矢を受け止めるだけの盛土なので、カチカチに硬すぎてもだめだし

柔らかすぎると矢が安定して刺さらないし、そもそも法面が崩れてもいけないし、、、

 

という具合で、

土の感じ(バランス)は何となく想像つくけど、実際はどうだろうと思っておりました。

 

そんな折、最近、某学校から

指定の配合でご相談がありました。

 

これは、、、

チャンスーーーー☆♪

 

お話を聞かせてください!

現地見学させてください!

 

と、天野行って参りました!

 

そこで、だいたいの柔らかさや使用感などお聞きしてきました。

初めて知ったのですが

安土って、練習前後に毎回手を入れて綺麗に整えるものなのですね。

それすら知りませんでした...

 

てっきり、矢の勢いで崩れてはいけないと

法面が崩れない様に硬めにバランスを考えておりましたが

 

毎回、手を入れることを考えると

全体的に砂っけが多い方が取り扱いしやすいことも把握できました。

 

その意見をもとに、会社に戻って

再度配合を練り直して、

 

パラパラと崩れるけど、法面も維持出来て作業性もしやすい

 

程よい塩梅の土が出来上がりました。

 

いつもは生産者さん(農家さん)や造園屋さんの方が多いですが

若い学生さんの活動の一部に、微力ながらもお手伝い出来たと思い

大変光栄に思っております。

 

※場所が学校ですので写真等は取っておりません。画像はあくまでイメージです。

※砂を多めに混ぜることにより、黒より灰色(グレー)になります。