私たちの住む東海地方は、粘土層が広がる“真砂土”地帯で、肥沃な土壌とは言い難い地方です。この花崗岩が主体である‟マサ土″と呼ばれる土の特徴は、水はけは良いが、水持ちに乏しく、肥料分を保持する力も弱いうえ、固くしまりやすい特徴があります。(排水性〇 保水性△ 保肥性△ 通気性△)
山地では砂状である“真砂土”が河川を通って流れ出した先の平野には、粘土層となって広がり、排水性が難しい地帯が広がっています。
上記の様な、“真砂土”が大部分広がる東海地方ですが、沖積層という古くは1万年前から始まる地層には、過去の土壌侵食や河川の氾濫による影響で、土砂と有機物が混ざり合い堆積し、腐熟した肥沃な土層が一部広がっていて、貴重な天然資源として存在しています。弊社の土は、上記の様に河川氾濫が原因で出来たものだと推察されます。一般的な耕作土(田んぼの表土数㎝)ではありません。
では、なぜ土と有機物が混ざり合い、良い土となったのでしょうか?
その答えは"黒色"という土の色にあります。
土の中に有機物を入れると、微生物がまず分解します。その後、土の中の粘土と結びついて“腐植・粘土複合体(有機・無機複合体)”という土壌団粒が出来上がります。この団粒の中にはたくさんの"腐植"が含まれています。長い時間をかけて、この腐植がたくさん集まると、土は黒く、やわらかく、フカフカの土になるのです。すると、水持ちが良く、水はけも良いという相反する性質を持つ、団粒構造が出来上がります。この“団粒構造”を作り出す“腐植”が、土を黒くさせているのです。
腐植には、代表的に以下の特徴があります。
これら腐植を有する黒い土は、植物を栽培するのに良好な状態に土壌環境を補ってくれます。そして、この腐植は、簡単に作り出すことは出来ません。大自然が時間をかけて作り出してくれた貴重な産物です。そのような、天然の黒土を有効に活用し、多くの皆様に使いやすくお届けしたいと思っています。
ポイント① 東海地方では、一部でしか産出されない“黒土”を取り扱っています。
ポイント② 適度な水分状態になる様に堆積し、機械での粉砕処理により、ほぐれた状態で扱いやすい。
ポイント③ 専用の焼土機で、土を焼くことにより、雑草の種子や病原菌を滅菌し、粒状に造粒します。
ポイント④ トラック(2t/10tダンプ)でお庭や現場まで、直接運搬します。
株式会社豊田グリーンソイル
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